薄毛をカバーしようとして、セット力の強いジェルやワックスを大量につけ、結果的に髪が束になって地肌が透けて見えてしまった経験はありませんか。整髪料は髪型のクオリティを左右する重要なアイテムですが、選び方と使い方を間違えると、薄毛を隠すどころか強調する凶器となってしまいます。薄毛を目立たせないためには、どのような整髪料を選び、どのようにつけるべきなのか。その正解を知ることで、毎朝のスタイリングの失敗を防ぎましょう。まず避けるべきは、水分量の多いジェルやグリース、そして油分の多い重たいワックスです。これらは髪を束ねてしまう性質があり、髪同士がくっつくことで隙間ができ、そこから地肌が露わになります。また、重みで髪が寝てしまうため、ボリュームダウンの原因にもなります。薄毛男性が選ぶべきは、「マット系(クレイ系)」や「ドライ系」と呼ばれる、ツヤのないワックスです。これらは油分が少なく、パウダー成分を含んでいることが多いため、髪表面をふんわりとさせ、一本一本を太く見せる効果があります。光を反射しないマットな質感は、地肌のテカリとも同化しにくく、視覚的に髪の密度を高く見せてくれます。つける量と場所も重要です。一度に大量に手に取るのではなく、小豆大くらいの少量を手のひら全体、指の間まで透明になるまでしっかりと伸ばします。そして、いきなり前髪やトップにつけるのはNGです。一番最初につけるべきは、ボリュームを出したい後頭部やトップの根元付近から中間にかけてです。シャンプーをするように手を振って空気を含ませながら全体に馴染ませ、手に残ったごく少量のワックスで最後に前髪やサイドを整えます。前髪にワックスがつきすぎると、おでこに張り付いて「すだれ状態」になってしまうので注意が必要です。仕上げにはハードスプレーが欠かせません。ワックスでふんわりとした形を作ったら、それをキープするためにスプレーを吹きかけます。この時、至近距離から噴射すると液の重みで髪が潰れてしまうので、20センチから30センチ離して、霧を纏わせるように全体に薄くかけるのがコツです。雨の日や風の強い日は少し多めにスプレーして、鉄壁の守りを固めましょう。最近では、薄毛専用のスタイリング剤も登場しています。髪を補修する成分が含まれていたり、静電気で髪を太く見せる繊維が入っていたりと、機能的な商品が増えています。
整髪料の選び方ひとつで変わる薄毛の見え方